プラモデルにLEDで電飾するには?必要なパーツ類を徹底解説!

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当サイトの管理人「ひろろん」です。

このページでは、プラモデルや模型にLED電飾をする時に必要なパーツ類を徹底解説しています。当サイトでは他にもキャンピングカー関連を中心に様々な記事を掲載していますので、今後ともひろログ!」をヨロシク!

プラモデルにLEDで電飾するには?必要なパーツ類を徹底解説!

プラモデルや模型にLED電飾して作品のクオリティを上げたい!って思ったことはないだろうか?でも、バラバラのLEDパーツを使って点灯させるのはとても難しそう…。と手が出せずにいる方は多いと思う。

当然最低限の知識は必要になるのだが、そこは後で解説するとしてまずはLED電飾をするのに必要なパーツを紹介したいと思う。

LED電飾工作に必要なパーツ類は?

LED(発光ダイオード)

まず電飾に絶対必要な発光するパーツ。3㎜、5㎜、8㎜砲弾型や、角型LED、幅1㎜程度の極小チップLEDなど、様々なサイズや色が販売されている。発光する方向を広角にする「拡散」タイプや、通常タイプより明るく発光する「高輝度」タイプもある。

また、抵抗内蔵タイプや点滅動作内蔵タイプ、接続するだけのコネクタ配線付き(ジャンパワイヤ)などもあり、現在ではLED(発光ダイオード)の種類が豊富に販売されている。

おそらくプラモデルや模型の電飾に多く使用するのが、3㎜、5㎜径の砲弾型。1本20~30円程度で手に入れられるので、複数本ストックしておいた方がいいだろう。

ちなみに、LED(発光ダイオード)は2本の足(端子)の長い方がアノード【プラス(+)】で、短い方がカソード【マイナス(-)】だ。

抵抗

LED(発光ダイオード)は、家庭用コンセントや電圧の高い電源で直結して電流を流すと、過電流で故障してしまい発光しなくなる。使用するすべてのLEDの+側に接続することで、最適な電流で発光できるように電流を抑えるのが「抵抗」だ。

「抵抗」には+と-の向きは無いためどちらでも使用可能だが、LEDや何ボルトの電圧を電源にするかによって必要な「抵抗」が変わってくるので、計算式で抵抗容量を算出しなくてはならない。これが意外と面倒な作業になり、電飾初心者の方はLEDを故障させてしまう可能性もあるので、注意しなければならない。

LEDと抵抗がセットになって販売しているモノもあるが、私の場合後述で紹介する定電流ダイオード(CRD)を使用するので、基本的に「抵抗」は使用しない。

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定電流ダイオード(CRD)←おすすめ!

かなり便利なのがCRD(定電流ダイオード)だ。

これはどんな電圧(V)の電源を使用しても、電源とLEDの間に接続するだけで一定の電流(mA)に変換できてしまう優れもののパーツだ。

注意しなければならないのは、CRDには+と-の方向が決まっていること。向きを間違えると点灯しないどころか、LEDの故障に繋がるので取り扱いには注意しなければならない。定電流の容量は色々あるが、中でも15mAで変換できる「E-153」がおすすめだ。

こちらもLED電飾を始めるとよく使用するし、比較的安価(1本:30~40円程度)なので複数本ストックしておいた方がいいだろう。

電池ホルダー(電源が電池の場合)

当然LEDなどを発光させるのに絶対必要なのが『電源』。

電池ホルダーは、電池を電力として使用する場合に必要となってくる。LEDを使用する数によって電池容量(電圧)が異なり、キットに内蔵できるスペースによっても制約があるので、必要に応じて選ばなければならない。

ちなみに目安として、ボタン電池の「LR」タイプは1個1.5V、「CR」タイプは1個3V、単三乾電池は1本1.5Vとなり、通常LED1本を点灯させるなら3Vあれば充分。

電池を使用するメリットは、模型(作品)内に内蔵できること。デメリットは、小さいキットでは内蔵が困難であることと、電池なので交換を前提としなければならないことだ。

ACアダプター(電源が家庭用コンセントの場合)

LEDを電池より安定的に発光させたければ、家庭用コンセントから電源が欲しいところ。

そこで必要になるのがACアダプターだ。ACアダプターは、家庭用コンセントから供給される交流(AC)100Vの電気をアダプター内で低電圧の直流(DC)に変換するアダプターコンセントのこと。

プラモデルや模型のLEDの電飾には、変換される電圧(V)は、12V~15Vくらいが最適とされ、電池とは比較にならない安定した電力を確保できるのがメリットだ。

ACアダプターにも容量があり、LEDの数が増えればそれだけ大きい容量のモノが必要となってくるのだが、通常ではI/P(インプット):AC 100V、O/P(アウトプット):12V-1A(アンペア)程度が市場に多く出回っており比較的安価で手に入る。

ACアダプターを使用するメリットは、停電しない限り電源が安定供給できること、電池を内蔵するスペースが不要であることなどで、デメリットはACアダプターを接続しないと点灯せずキットの外に配線が出てしまうこと。

DCジャック(電源が家庭用コンセントの場合)

ACアダプターからアウトプットされる電気は、AC(交流)からDC(直流)に変換されるので、ACアダプターのプラグを接続するDCジャックが必要となる。

当然キットのどこかにこのDCジャックを内蔵しなければならないので、出来るだけ目立たない場所でかつACアダプターのプラグを接続しやすい場所を選定しなければならない。

あと注意が必要なのは、ACアダプターのプラグの形状(外径と内径)には色々なサイズがあるので、使用するACアダプターのプラグサイズに合わせたDCジャックが必要になる。これが合っていないと使用出来なくなる。

ACアダプターのプラグサイズを購入前に確認することが重要だ。

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コネクタハウジング&コンタクト

これは、ACアダプターを使用し家庭用コンセントからの電力供給する場合にあると便利はパーツ。

主にパソコンや電子基板に電子部品を接続する時などに使用するパーツなのだが、プラモデルや模型にも転用できる。

前述で述べたとおり、キットそのものにDCジャックを内蔵してしまえば必要ないのだが、DCジャックは意外と大きい部品なので、それより小さいこのパーツを使うことで接続部を目立たなくする効果がある。

私の場合、現在製作中の「1/1000宇宙戦艦ヤマト2199」にはディスプレイスタンドが付属しているため、こちらにDCジャックを内蔵し船体にこのコネクタハウジングとコンタクトで接続する予定だ。

スイッチ

電飾したLEDの点灯・消灯に欠かせないのがスイッチだ。

電源(電池または家庭用コンセント)とLEDの間に接続するスイッチなのだが、トグルスイッチ、スライドスイッチ、タクトスイッチ、プッシュスイッチ、ロータリースイッチなど、色々な動作やサイズがある。プラモデルや模型キットに内蔵するには、出来るだけ小さく目立たないスライドスイッチがおすすめ。

またスイッチには種類によって定格電流、回路数や接点数が異なってくるので、定格電流に合わせたスイッチ容量を選定する必要がある。配線が1系統しか必要がない場合は、基本的に「1回路2接点」あれば良いだろう。

配線を接続する端子が複数ある(最低でも3本)ため、プラスマイナスの配線をどこに繋げばいいか戸惑うかもしれないが、テスターでスイッチのオンオフで通電を確認するか、実際に接続してみて確認するのが良いだろう。

配線類(耐熱電子ワイヤ)

電飾工作に必要不可欠となるのが「配線」だ。

色々な外径と色が販売されているが、キット内にはわせる配線なので出来るだけ細い方がいい。当然ながす電気の量が大きければ太い配線が必要になるのだが、LED電飾の場合大きな電力を必要としないので、外径1㎜以下の配線があると便利。

よくホームセンターで販売されている電子工作用のリード線は外径1.3㎜~1.5㎜程度あるので、これは小さな模型ではかなり太めになってしまう。キット内の狭い部分のはわす場合は、配線処理も細い方がラクなので、出来るだけ細いモノ(外径:0.8㎜~㎜以下)で耐熱処理されたモノが好ましい。

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熱収縮チューブ

あると便利なのが「熱収縮チューブ」だ。

これは配線と端子をハンダ付けした接続部分を保護するための絶縁体。パイ状のこのチューブを先に通しておいてハンダ付けし、保護したい部分でドライヤーなどで温風を当てることで、チューブが収縮ししっかり保護してくれるという便利ツールだ。

様々な直径のモノが販売されており、電飾などの細い配線や端子を保護するには直径1.5㎜~3㎜までが最適。

絶対必要!という訳ではないが、プラス側とマイナス側の配線のショートを防いだり、抵抗の使用などで過熱する場合もあるので、ぜひ絶縁処理はやっておいた方がいい。

テスター

デジタル表示またはアナログメーター表示の通常のテスターでは、直流(DC)電圧、交流(AC)電圧、直流電流、抵抗、導通チェックなどの計測機能を備えているので、1台持っていると今後の電子工作作業には便利。

テスターは一度も扱ったことがない方は、全くと言っていいほど使用方法が判らない。計測する作業は同じでも機種によって操作方法も違うので、取説を参考に少しずつ使えるようになればいい。

テスターも機能や精度などにより、1,000円程度のモノから10,000円を超えるモノまでピンキリなのだが、LED電飾工作程度のテスターなら安価なモノでも充分だ。

意外と便利なLEDテスター

これは、LED(発光ダイオード)が導通チェックや輝度はどれくらいかを簡単にチェックできる便利ツールだ。

電流制限用の抵抗が内蔵されているので、LEDを差し込んでボタンを押すだけで点灯チェックが可能。テスター機能はないが、通販で10個単位でLEDを大量に購入した場合、最初から点灯しない不良品が混入している場合もあるため、配線前に手軽にチェックできるこのテスターはおすすめ!

もちろん私も愛用している。

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LEDの種類、数量と必要な電圧、電流の関係性

LED(発光ダイオード)には、点灯させるために必要な電圧(V)、電流(mA)が決まっている。その数が増えれば、当然供給する電気も多く必要になってくる。

またLEDの直列繋ぎと並列つなぎでも点灯する明るさも変わり、必要な電力も変わってくる。CRD(定電流ダイオード)の重要性にも大きく関わってくるのだ。

電飾して点灯させたいLEDの数量によって、電源を電池にするかACアダプターにするかも変わってくるので、LEDの使用数量に応じた電圧(V)や電流(mA)の関係は、別の記事で詳しく説明したい。

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⇒プラモデルのLED電飾工作に揃えておきたいツールを徹底解説!

プラモデルにLEDで電飾するには?必要なパーツ類を徹底解説!の記事まとめ:

LED電飾に必要なパーツ類を紹介してみたが、いかがだっただろうか?

こういった電子部品を使った工作は、苦手な方には大変な作業と思うかもしれない。しかし、一度配線を組んで点灯させることが出来れば、徐々に問題なく作業できるようになるだろう。

プラモデルや模型のどの部分に電飾するか、またLEDや電源をどんな配置で改修していこうかを考えることも楽しいし、思い通りに作品の電飾が点灯できた時の喜びも大きいと思う。

興味のある方は、ぜひ一度LED電飾にチャレンジしてみてほしい!

※実際製作したLED電飾の配線や、テストなどのレビューも追って紹介したいと思う。

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