カーモデルの光沢仕上げに!ウレタンクリアの特徴と使い方は?

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当サイトの管理人「ひろろん」です。

このページでは、カーモデルやバイクカウルの光沢仕上げに威力を発揮するプラモデル用「ウレタンクリア」について詳しく紹介しています。当サイトでは他にも面白い記事を掲載していますので、今後ともひろログ!」をヨロシク!

カーモデルの光沢仕上げに!ウレタンクリアの特徴と使い方は?

カーモデルやバイクモデルのカウルなどの光沢仕上げは、一般的にラッカー系塗料のクリアでトップコートし研ぎ出しで仕上げる。

しかし、ラッカー塗料でトップコートする場合、塗膜が薄く乾燥後の「ヒケ」も出やすいので、数回に分けて吹き付ける必要があり、乾燥時間もその分必要になってくる。

もっと手軽に光沢を出せる方法が「ウレタンクリア」塗装なのだ。もちろんラッカー塗料とは違う使用方法や注意点などもあるので、ラッカークリアとウレタンクリアの違いやおすすめのウレタンクリア塗料などを紹介したいと思う。

ウレタンクリアとは?

ウレタンクリアとは、「ウレタン樹脂」を使用した、柔軟性・耐擦傷性・耐腐食性に優れた塗料である。ラッカー系塗料のように溶剤の揮発で硬化するのとは違い、ウレタン主剤と硬化剤との化学反応で硬化するのが特徴で、自動車のボディの塗装にも使用されている。

また硬化にも違いがあり、ラッカー系塗料は表面外側から硬化し始めるのに対し、ウレタンクリアは内部から硬化し始める特徴がある。

ウレタンクリアには、スプレー缶タイプとボトル入りや缶入りタイプがあるが、クリア主剤と硬化剤の2液混合型が主流。プラモデル用にはボトル(缶)入りをエアブラシで吹き付けるのが使用に適している。

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ウレタンクリアの特徴は?

良い点:

○塗膜がとても強い

○下地を侵しにくい

○化学反応で固まる

○光沢が出やすい

○ヒケが出にくい

○一度硬化すると溶けにくい

○乾燥時間がラッカー系塗料のトップコートに比べて短い

悪い点:

○2液を混ぜた後は保存が出来ない

○匂いが強烈

○ミスト状になったウレタンクリアは吸い込むととても有害!

○使用したハンドピースやツールはしっかり洗浄しておく必要がある

○塗膜が割れたり剥がれたりする可能性がある

ウレタンクリアの使用上の注意点!

ウレタンクリアはラッカー塗料より有害!

ウレタンクリアでは主剤や溶剤もではあるが、特に硬化剤がとても有害とのこと。硬化剤には、イソシアネート化合物を含んでいるので、直に吸引すると鼻、のど、気管支等に障害を起こす恐れがある。硬化剤を一気に吸い込んでしまうと、肺の中で硬化してしまう!という怖い情報もあるくらいだ。

塗装ブースや換気扇での換気は当然必要だが、出来るだけ塗装用防塵・防毒マスクの着用をおすすめしたい。

混合済みのウレタンクリアは保存がきかない!

ウレタンクリアの主剤と硬化剤を一度混合してしまうと、時間の経過とともに容器の中でも化学反応で固まってしまうので、使用する際は必ず必要な分だけ混合しよう。

また、塗料や硬化剤のキャップ(栓)はしっかり閉めておかないと、これも硬化してしまうので要注意だ。

私見ではあるが、混合比率が主剤10:硬化剤1のタイプの硬化剤は、比率のとおり主剤の10分の1しか混合しなくても硬化するので、このタイプの硬化剤は長期保存が効かないようだ。

実際、私も10:1のウレタンクリアを使用したことがあるが、硬化剤だけビン容器内で固まってしまっていた経験がある。出来るだけ早めに使い切る必要があるようだ。

溶剤(シンナー)の入れ過ぎに注意!

ウレタンクリアはラッカー系塗料に比べて比較的粘度が高いので、コンプレッサーのエアー圧を高めにして吹き付ける必要がある。各メーカーによって溶剤(シンナー)の推奨配合率は変わってくるが、多くても20~30%くらいまで。

粘度を低くしたいからといって溶剤(シンナー)を多く入れ過ぎると、表面の滑らかな光沢が出ないばかりか、しっかりとした塗膜が形成できなくなる。乾燥(硬化)時間が長くなるなどの影響もあり、塗膜も弱くなってしまうのだ。

ウレタンクリアを販売しているメーカーの推奨配合率は出来るだけ守ろう。

ウレタンクリアの剥がれに要注意!

ウレタンクリアは、特性上下地のデカールやラッカー系塗料の塗装面への定着性があまり良くない。カーモデルでは、ウレタンクリア塗装後にマスキングして窓枠を塗り分ける作業がよくあるが、マスキングテープを剥がす時にウレタンクリアと共にデカールまで一緒に持ってかれることも珍しくはない。

あらかじめマスキングテープの粘着力を下げておくか、剥がす時に慎重にゆっくり剥がすなどの配慮が必要だ。

ウレタンクリアを吹き付ける時のエアー圧は高めに!

ウレタンクリアは、通常のラッカー系塗料やアクリル塗料より塗料が重い(粘度が高い)ので、使用するコンプレッサーのエアー圧は高めにして、ハンドピースのノズル口径は0.5㎜程度必要になる。

エアー圧は0.2Mpa前後はあった方が吹き付けやすい。これより低いと、ウレタンクリアのメーカーによってはキレイに吹き付け出来ない場合があるので要注意だ。

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プラモデル用におすすめのウレタンクリアはこちら!

フィニッシャーズ:ウレタンクリアーGP1、GP2

混合比率:主剤10:硬化剤1

プラモデル用ウレタンクリアといえばこれ!模型用に使いやすい容量で、主剤、硬化剤、溶剤の3種類セットで販売されている。混合した状態での粘度は高めで、コンプレッサーのエアー圧は0.2Mpa程度は必要。完全硬化は約3日間。

ウレタンクリアーGP1は研ぎ出しが可能だが、GP2は吹きっ放し用となっている。GP2の方が硬化後の表面硬度が硬いので、研ぎ出しするとペーパーのキズが消えなくなるらしい。

あと、1回目吹き付け24時間以上経過後に2度目の吹き付けをすると、表面が割れるとのこと。

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フィニッシャーズ ウレタンクリアーGP1 50cc 《コート》
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精密屋:ウレタンクリヤー

混合比率:主剤10:硬化剤1

基本的にフィニッシャーズと同じセット構成で、主剤、硬化剤、溶剤の3種類セットで販売されている。混合した液体の粘度はフィニッシャーズのウレタンクリアよりは低く、後に紹介するロックペイント社製のモノに似ている。

※現在販売していない可能性が高いです。

ZEST-Fishing:ウレタンクリアー

混合比率:主剤10:硬化剤1

ルアーやジグの表面仕上げに最適なプロ仕様のウレタンクリア。とにかく表面が硬く、鉛筆相当表面硬度2H~3Hタイプまで販売されている。完全硬化には5~6日程度かかる。(乾燥は約12時間)

表面硬度が高いのは利点だが、逆に柔軟性に欠けるのでパーツに負荷をかけると割れやすい弱点もある。

粘度が一番高く、上記に書かせて頂いた混合比率に加える溶剤の混合比率は「7」と多い。プラモデルにも使用可能だが、2H以上になると研ぎ出しするとキズが消えなくなるので、吹きっ放しの使用がおすすめだ。

↓ZEST-Fishing:ウレタンクリアーはこちら!

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2液ウレタンクリアーAセット 【塗料】
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ロックペイント:マルチトップクリヤーシリーズ

ロックペイント社製の実車用ウレタンクリアで、「ぺいんとわーくす」からネット販売されている。主に下記の4種類があり、硬化後の表面硬度や仕上がり性などの特徴を各々が持っている。また、プラモデル用に最適な容量がラインナップされているのも注目だ。

⇒「ぺいんとわーくす」販売サイトはこちら!

○マルチトップクリヤーQR(表面硬度:軟)

混合比率:主剤10:硬化剤1

鉛筆相当表面硬度の公表はないが、表面硬度は比較的柔らかめ。研ぎ出しでシャープな光沢を出せるし、一番価格が安くコストパフォーマンスに優れている。

○マルチトップクリヤーSH(表面硬度:軟~硬の中間)

混合比率:主剤2:硬化剤1

鉛筆相当表面硬度がF~Hで、研ぎ出しすれば十分シャープな光沢が出る。個人的にはこのSHが一番扱いやすい。

○エコロックハイパークリヤーH/S(表面硬度:硬)

混合比率:主剤3:硬化剤1

鉛筆相当表面硬度がHで、SHとハイクリヤーの中間の表面硬度を持つ。研ぎ出ししてもある程度サンドペーパーのキズは消せるが、そこそこ苦労するかも。

○マルチトップハイクリヤー(表面硬度:一番硬い)

混合比率:主剤2:硬化剤1

鉛筆相当表面硬度が2Hとかなり硬いため、研ぎ出しには向かない。一度付いたサンドペーパーのキズが消えなくなってしまうので、吹きっ放しの使用に向いている。

混合した液体の粘度も高め。

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私がすすめる一番使いやすいウレタンクリアは?

私が使用して一番扱いやすいウレタンクリアは、

ロックペイント:マルチトップクリヤーSH

こちらの混合比率は主剤2:硬化剤1なので、硬化剤をある程度長期保管しても中で硬化してしまう可能性は低く、少量混合する場合の計量もやりやすい。

また、フィニッシャーズのウレタンクリアより粘度が低く、比較的エアー圧の低いコンプレッサーでも吹くことが可能だ。

ちなみに私が愛用している「タミヤ:スプレーワーク HG コンプレッサー レボ」ではエアー圧0.1Mpa程度だが、吹き付けることは可能だった。

ただウレタンクリアの場合エアー圧は高めの方が良いので、ウレタンクリアを吹き付ける時はエアー圧が0.22Mpaある「ウェーブ:コンプレッサー317」を中心に私は使っている。

塗膜の「割れ」だが、私が使用した経験上では24時間経過後に2度目の吹き付けをしても塗膜が割れたり剥がれたりすることはなかった。

一度乾燥(硬化)が充分ではなかったタイミングでマスキングテープを貼ってしまい、剥がした時に塗膜が浮いてしまった経験はあるが、その後の使用には問題なし!

使用した印象ではこれが一番扱いやすく研ぎ出しした時の光沢感も良かった。

カーモデルの光沢仕上げに!ウレタンクリアの特徴と使い方は?の記事まとめ:

プラモデルの光沢仕上げに最適な「ウレタンクリア」について解説させて頂いたが、いかがだっただろうか?

『カーモデルやバイクのカウルは光沢が命!』

ラッカー系クリア塗料でも充分な光沢は出せる。いくつかの使用上の注意点はあるが、一度の吹き付けでも充分な光沢感が得られるウレタンクリアはおすすめなので、完成度の高い作品を作り上げるためにもウレタンクリアを上手に利用して頂きたい。

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