このページでは、2017年4月に愛知県名古屋市にオープンした「レゴランド・ジャパン」の現在の状況と、今後の入場者数の推移についての検証をしてみた。
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レゴランド入場者数は予定どおり!?強気な中にも新たな対策も!
2017年4月に愛知県名古屋市にオープンした「レゴランド・ジャパン」。
その「レゴランド・ジャパン」運営会社のトーベン・イェンセン社長が8月17日に、
『4月の開業からの入場者が9月中に延べ100万人を超える』
との見通しを明らかにした。初年度目標の200万人が達成できる見込みだとのこと。
イェンセン社長は、この日レゴランドを視察した愛知、岐阜、三重3県の知事と名古屋市長に対して「9月中に100万人を突破します。みんなのおかげです。」と語ったそうだ。
以前より「レゴランド・ジャパン」は、入場料金の高さや集客数の低迷が取りざたされているが、果たして初年度の200万人は突破出来るのか?さらなる試練がやってくるのか??
今回はそれを調査してみた。
入場チケット、年間パスポートの価格改定(実質値下げ)で対応
「レゴランド・ジャパン」では、現在までの1日入場チケットや年間パスポートの価格改定(実質値下げ)などで、入場者数の低迷の改善を図ってきた。
5月末には、最大25%割引になる家族向けの前売り券を発売し、実質的な値下げを断行。さらに8月9日~31日は、年間パスポート所有者と同伴に限り2人まで無料で入場可能にした。
主な対象者は、2歳~12歳の子どもと大人(保護者)で、2歳以下は入場無料。
現在の入場料金詳細はこちら!(2017年8月17日時点)
○1人用1DAYパスポート:
入場日の7日以前に購入の場合:
子ども(3歳~12歳):¥4,700
大人(13歳以上): ¥6,200
入場日の2~6日前に購入の場合:
子ども(3歳~12歳): ¥5,000
大人(13歳以上): ¥6,500
入場日の前日/当日に購入の場合:
子ども(3歳~12歳): ¥5,300
大人(13歳以上): ¥6,900
といった具合で事前にチケットを購入することで、最大で子ども:600円、大人:700円の値引きになる。
○ファミリー1DAYパスポート3:
※1DAYパスポート3枚セット。【大人:2名+子ども:1名】または、【大人:1名+子ども:2名】で利用可能。
入場日の7日前に購入の場合:
¥14,700
入場日の2~6日前に購入の場合:
¥15,600
通常価格:
¥19,100
最大で4,400円お得になるというものだ。
○ファミリー1DAYパスポート4:
※1DAYパスポート4枚セット。【大人:2名+子ども:2名】または、【大人:1名+子ども:3名】で利用可能。
入場日の7日前に購入の場合:
¥18,300
入場日の2~6日前に購入の場合:
¥19,600
通常価格:
¥24,400
最大で6,100円お得になるというものだ。
○年間パスポート:
※最初の来場日より1年間有効。(2歳以下の子どもは無料。)
12歳以下の子どもの場合、16歳以上の大人の同伴が必要。
子ども(3歳~12歳):
¥13,300
大人(13歳以上):
¥17,300
当初から基本料金は変わっていないが、入場日より何日前に購入するかで割引きする仕組みとなっている。「レゴ」ブランドのプライドか、基本料金自体の価格を下げるということはしていない。
事前に割り引いたパスポートを購入させることで、あらかじめ計画を立てさせて当日までのドタキャンを防ぐための対策に思える。
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初年度場者目標200万人は目標値としては低くないのか?
初年度の入場者数の計画だが、前述で示した入場料金の価格設定でのテーマパークとしては、年間目標200万人はかなり低い数値ではないか。と感じてしまう。
ちなみにUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)では、最小集客数だった2009年、2010年でも、
750万人
は達成している。イベントの開催や人気アトラクションの導入によって集客を図った2016年では
1460万人
と右肩上がりを続けている。
東京ディズニーリゾートでは、開業初年度1983年の990万人以降右肩上がりを続け、2013年、2014年では
3100万人
を突破している。ちなみに2016年は3000万人だった。
「レゴランド・ジャパン」をUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)や東京ディズニーリゾートと比較するのは酷かもしれないが、入場料金の価格設定では同等レベルである以上、比較対象となっても仕方ないだろう。
入場料をさらに割り引けば、当然入場者数は増えるだろうが…
残念ながら現在の「レゴランド・ジャパン」には、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)や東京ディズニーリゾートを比較対象に出来るほどの魅力を感じない。
テーマパークの規模やイベントなどに明らかな「格差」があるのだが、なぜいつも比較されバッシングを受けてしまうのか?
それはやはり、入場料金が比較に挙げた2大テーマパークと同格だからだろう。
どうしても「レゴランド・ジャパン」のアトラクションやイベントを見ても、入場料金分の満足感がない。今後イベントやアトラクションの改良により、満足感が上がれば良いのだが、現在のところ入場料金をさらに割り引くしか集客数を確保するのは難しいだろう。
現在の「レゴランド・ジャパン」の魅力や規模に見合う入場料金設定をすれば、さらに入場者数は増加し年間200万人以上は達成出来るだろう。
いくらなら払っても後悔しない?
個人的な見解ではあるが、現在の「レゴランド・ジャパン」の規模や内容の魅力に見合う入場料を設定するとすれば、
1DAYパスポートの場合一人あたり、
子ども:¥2,500~¥3,000
大人:¥3,500~¥4,000
この辺りが妥当ではないだろうか。定価で大人の6,900円も高いと思うが、3歳からの子ども料金で、5,300円はどう見ても高すぎる。
例えば、
3歳~7歳未満児:¥2,000~¥2,500
8歳~12歳未満:¥2,500~¥3,000
のように、子どもの年齢で細かく金額を区切っても良いのではないかと思う。8月17日に愛知、岐阜、三重3県の知事と名古屋市長はレゴランドとメイカーズ・ピアを視察しているが、入場料の高さを指摘しているのだ。
河村たかし名古屋市長は、
「正直言って、高い。一度来場した子供からは『また来たい』との声が多い。庶民が足を運びやすい料金設定にして」と述べた。「再値下げ」については「小出しにせず、一気にお値打ちにしないと」などと語っている。
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早くも新たなテコ入れ策を18日に発表!
「レゴランド・ジャパン」運営会社では、8月18日に
1日券で入場した客にもう1枚、1日券を贈呈するキャンペーン
を始めると早くも入場料のテコ入れを発表した。9月にイベントを始めるハロウィーンや、年末のクリスマスに向けて集客する狙いがあるようだ。
内容詳細:
8月19日(土)から9月11日(月)までに1日券で入場すると、9月14日(木)から12月31日(日)に使える『引換券』を渡される。その期間に、当初使った1日券と引換券を持って再訪すると、その日に使える1日券を無料でもらえる。
当日か前日に購入した1日券は大人(13歳以上)が6,900円、子供(3~12歳)が5,300円。家族向けの1日券も対象となる。
※対象外の日もあるので注意!
というモノだ。
広報担当者は「現状ではレゴランドの魅力が伝わりきっていない。何度も足を運んでほしい」と話している。要はリピーターで集客数を増やしたい戦略が見え見えではあるが、やはり思い切った値下げには踏み切らないところに「レゴランド・ジャパン」のプライドが見え隠れする。
無料1日券を贈呈するかわりに、決まった期間中に1度は必ず入場しなければならない。そこで集客数は一時的に上昇はするだろう。無料券での収益を除外してでも集客数を上げたい。というもくろみであるようだが、実質的な改善策とは言えないと感じてしまう。
○レゴランド・ジャパンの入場者数低迷に関する他の記事はこちら!
レゴランド入場者数は予定どおり!?強気な中にも新たな対策も!の記事まとめ:
「レゴランド・ジャパン」が、隣接するメイカーズ・ピア含め今後どう発展していくのか、どこまで魅力を高めていくのか楽しみではあるが、「魅力に見合う料金設定」がかなり重要なのでは。と感じる。
河村たかし名古屋市長の言葉ではないが、値下げ方法にしても小出しにしないで一気に思い切った価格改定を実施してほしい。
アトラクションやイベントでリピーターなどの集客数が増加すれば、また入場料金を改定(値上げ)すればいい。USJや東京ディズニーリゾートもそうしてきたのだから。
レジャー施設やテーマパーク施設の少ないこの地域だからこそ、今後の観光客を呼び込む「核」となってほしいものだ。
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