イカリング付きで車検を通す方法とは?3連リングでもOK!?

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当サイトの管理人「ひろろん」です。

このページでは、社外パーツでのヘッドライトのドレスアップ「イカリング」や「シーケンシャルウインカー」は車検に通るのか!?について詳しく紹介しています。当サイトでは他にもキャンピングカー関連を中心に様々な記事を掲載していますので、今後ともひろログ!」をヨロシク!

イカリング付きで車検を通す方法とは?3連リングでもOK!?

クルマいじりの好きな方が、ヘッドライトのドレスアップに高い確率で手を加えたくなるのがLEDなどによる電飾系ドレスアップです。

一目見ただけで存在感を強調してくれるのが、「イカリング」や「シーケンシャルウインカー」だ。

標準装備やメーカーオプションなどで、最初から付属可能な市販車も多いが、社外品からも様々なメーカーから販売されている。

でも、『これって車検はすんなり通るの??』という疑問が必ず出てくる。そこで今回は、イカリング(単体や3連)やシーケンシャルウインカーは車検が通るのかどうか、また通すための条件などを詳しく紹介していきたいと思います。

イカリング、シーケンシャルウインカーとは?

イカリングとは、ライトの周りに装着する円形の発光器の事。 その形状が食べ物のイカリング(フライ)に似ているため、通称として「イカリング」と呼ばれています。

シーケンシャルウインカーとは、オレンジ色の複数のLEDを順番に流れる様に点灯していくことで、「光が流れているように見せる」ウインカー。の事です。

イカリングもシーケンシャルウインカーも市販車で付属している車種も近年多いが、社外品でも多くのメーカーが様々な製品を販売しています。

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車検OK?NG? あいまいな保安基準:

実際のところ車検に通るか通らないかは、ディーラーやショップ、検査官の見方によって判断が変わる可能性が高く、『イカリングは車検通らないから、絶対純正の状態に戻して下さい!』と言われ、純正の状態にしない場合アタマから車検の依頼を拒否するディーラーやショップ少なくはない。

またその逆で、社外品のイカリングやシーケンシャルウインカーを取り付けたままの状態で車検の依頼を受けてくれる場合もある。

ただ、すべてのイカリングやシーケンシャルウインカーが車検に通せる訳ではないので、まずは車検をクリアする為の基準を挙げてみよう。

イカリングの保安基準:

イカリングは、「ポジションランプ」として取り付ける場合が多いのだが、それにはちゃんと理由がある。イカリングで車検に通すためには『車幅灯の代用』である事が必要だからだ。

車幅灯としての車検をクリアするための基準:

○左右で2個または4個(片方で1個または2個)

○色は白、淡黄色

○すべてが同一色

○光度は300カンデラ以下

○5W以上30W以下

○照明部の最外縁は自動車の最外側から400㎜以内

○照明部の上縁の高さが地上2.1m以下、下縁の高さは0.35m以上

上記の道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第201条を満たしていれば、車検に通すことが可能となる。

イカリングは車幅灯以外としても装着可!

イカリングは車幅灯以外に「その他の灯火類」の扱いで装着し車検を通すことが可能なのだ。

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第140条によれば、

○赤色以外

○光度は300カンデラ以下

○点滅したり色が変わったりするモノはNG

上記の様に、「車幅灯」としてより「その他の灯火類」としての扱いにした方が自由度が高くなり車検に通せる確立が上がるのだ!

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3連イカリング装着でもディーラー車検クリア!

私のNBOXカスタムはイカリング片側3連だったが、車幅灯ではなく「その他の灯火類」としてディーラーで扱って頂いた。ただ装着しているモノは、HDSMDイカリングでかなり明るいタイプだったため、『光度のみ300カンデラを超えているので車検までに光度を落として下さい。』と指摘を受けた。

車検切れまで数日しかなくかなり焦ったが、ネットで販売されている「LED調光ユニット」をポジションランプとイカリングの配線の間に接続し光度を300カンデラ以下まで落とした。

ディーラーの整備士さん情報では、300カンデラ以下の目安は、ポジションランプの明るさ以下であること。だそうです。

配線の割り込ませにはフロントバンパーとヘッドライトユニットを一旦外して配線を引っ張り出さなければならなかったので、少々時間は要したが、これだけの作業で車検は難なくクリアできました!

↓私はこれを2個使用し車検無事クリア!

↓より細かな光度調整にはこちらがおすすめ!

最初「車幅灯」として扱われていたため、イカリング3連NG、光度NG、配線切って付かなくしても整備不良でNGと指摘され、中古でスペアのヘッドライトユニットを購入しそれに交換するか、再度「殻割り」してリングを外さなければならない可能性があると言われた時には、さすがに焦った。

純正ヘッドライトユニットを自分で「殻割り」してイカリングを内蔵したため、かなりの労力がかかっていたので、再度「殻割り」する気も時間も無かったので。

ヘッドライトユニットの「殻割り」イカリング装着方法は後日ブログ内で紹介します。

シーケンシャルウインカーの保安基準:

○LEDの点灯は内側から外側に向かって点灯すること。または中心から放射状に広がって均一的かつ連続的に点灯すること

○LEDは点灯後、全てのLEDが点灯するまで点灯し続けること

○全てのLEDは同時に消灯すること

○LEDは垂直方向に反復して点灯しないこと

○点滅周期は毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅すること

○LEDの流れ方は左右対称であること

○他の全てのウインカーの点滅周期と同じであること

車検に通るようにシーケンシャルウインカーを採用する場合は、上記の項目を全てクリアする必要がある。

一見基準を満たすには敷居がかなり高そうには思えるが、ウインカーとしての役割をしっかり果たし、それ以外の電飾や機能さえなければ、車検に通すことは後付け社外品でもそう難しくはない。

↓下画像はシーケンシャルウインカー(純正ウインカーの上のライン)のハザード点灯時。

シーケンシャルウインカーとしてはOKだが、純正ウインカー球と同時点灯はNGなので、車検を通す場合はどちらかの点灯を切らなければならない。

↓下画像はシーケンシャルウインカー未使用時のスモール点灯時。

購入したシーケンシャルウインカーユニットは、スモール点灯時はホワイトで点灯。ウインカー作動時にオレンジ色に変わりシーケンシャル点灯。といった機能があるタイプだったが、ウインカーはオレンジ色以外の色で点灯したら車検NGなので要注意!

ちなみに、スモール用(ホワイト点灯)とウインカー用(シーケンシャル点灯)の配線は別々になっているので、配線をウインカーのみの接続にすれば車検はOK。

今回私のNBOXの場合、配線の中間にコネクターがあり簡単に外せたので、車検時はシーケンシャルウインカーを切って純正ウインカー点灯のみで車検OKだった。

↓迫力の3連イカリング付きライトユニット!

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リアへのシーケンシャルウインカー取り付けには要注意!

近年ではテープタイプのLEDシーケンシャルウインカーが主流となり、社外品でも手軽にパーツを購入し取り付ける事が可能になっている。

フロントのみならずリアにも装着している車両をよく見かけるようになったが、リアにシーケンシャルウインカーを追加する時には注意が必要だ。

理由は、平成30年2月に『方向指示器等の点灯方法に関する基準』が以下の様に改正されたからなのだ。

注意!保安基準等の変更点:

○車のリア側に追加できるウインカーの点灯方式は、初からあるリアウインカーと同じ点灯方式でなければならない

○ハザード点灯時も、リアウインカー全てが同じ点灯方法でなければならない

つまり、リアのウインカーが純正では電球/LEDに関わらず点滅タイプの場合、シーケンシャルウインカーのテープLEDをそのまま追加すると

純正=点滅  →  テープLED追加=シーケンシャルウインカー

となってしまい点灯方式が変わるので車検NGとなってしまいます。

保安基準の項目に『最初からあるリアウインカーと同じ点灯方式でなければならない』とされているので、リアの場合純正からシーケンシャルウインカーが付属している車種以外、後付けシーケンシャルウインカーはすべて車検NG!という事になってしまうのだ!

おそらく、純正でリアがシーケンシャルウインカーになっている場合、わざわざそれを社外品へ変更する方は少く、純正で点滅のウインカーからシーケンシャルウインカーへ変更する方が大半だと思う。

この場合、普段はテープLEDの後付けシーケンシャルウインカーを点灯させ、車検時には取り外してしまうか、配線を切っておく必要があるので、取り付けには注意が必要だ。

↓私が装着したシーケンシャルウインカー!品質が良く装着マニュアルが判りやすい!

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イカリング付きで車検を通す方法とは?3連リングでもOK!?の記事まとめ:

社外パーツでのヘッドライトのドレスアップ「イカリング」や「シーケンシャルウインカー」の車検時の注意点や車検をクリアする方法などをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

クルマいじりが好きな方は、ライト周りの電飾にもつい凝ってしまいますよね?

でも同じ時間をかけてドレスアップするなら、車検対応の方が良いに決まっているので、社外パーツのイカリングやシーケンシャルウインカーを装着する場合のご参考になれば幸いです。

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