このページでは、私の愛車NBOXカスタムJF1のフロントドアスピーカーのデッドニング施工について詳しく紹介しています。当サイトでは他にもキャンピングカー関連を中心に様々な記事を掲載していますので、今後とも「ひろログ!」をヨロシク!
車のデッドニング施工|NBOXカスタムJF1フロントドアスピーカー編
私の愛車、NBOXカスタムのフロントドアスピーカーのデッドニングを自分で施工したので、ご紹介したいと思います。リアスピーカーはすでにデッドニング済みなので、今回はいよいよ音質の要(かなめ)、フロントドアスピーカーのデッドニング施工です。
まずは、デッドニングをよく知らない方へこの記事をどうぞ!
私のクルマいじりのベース車、NBOXの記事はこちら!
リアスピーカーのデッドニング施工の記事はこちら!
⇒車のデッドニング施工|NBOXカスタムJF1リアスピーカー編
リアスライドドアのデッドニング施工の記事はこちら!
⇒車のデッドニング施工|NBOXカスタムJF1スライドドアデッドニング編
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デッドニング施工手順①:内張りを剥がす
まず最初に、ドアミラーの裏側(内装)にある樹脂製ピラーカバーを外しておきます。ドアに対して鉛直方向に引っ張れば手で簡単に外れます。
次に、ドアの画像の赤矢印の2ヵ所がビスで固定されているので、このビスを外します。下のドアポケットにはカバーが付いてますが、細めのマイナスドライバーなどで画像の様に簡単に起こせるので、その内側のビスを外すだけでOKです。
ドアの開口下部(赤色矢印部分)から順番に慎重に内張り剥がしを使い、内張りのクリップ部分を剥がしていきます。ボディにキズが付かないように、養生テープなどで保護しておくと良いです。
すべてのクリップが剥がれたら内張りが浮いてくるので、最後にウインドウ側に持ち上げると簡単に外れます。内張りを剥がすと下画像の状態になります。
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↓上のセットと一緒に買いました。クリップの破損を防げて超便利!!
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続いて、雨水保護用ビニールシートを剥がします。
上の両端2ヵ所に黒いクリップで固定されているので、ここから下に向かって剥がしていきます。剥がすと全周に黒いブチルゴムが残ります。このブチルゴムをすべて綺麗に除去するのですが、これが中々の厄介者…。「ブチルクリーナー」を使うと効率よく除去出来ます。
スピーカーを外し、ブチルゴムをすべて除去した状態。その際、ブレーキパーツクリーナーなどでアウターパネル、インナーパネルも綺麗に脱脂しておきます。
ついでに画像右下のサービスホールから見えるアウターパネルにくっついている衝撃吸収ボックスの位置にも「レアルシルト・アブソーブ静寂シート」を貼る予定だったので、仕方なく除去しました。
側面からの衝突軽減用のクッション材なので、私は剥がしましたがあまりおすすめはしませんので、この部分は自己責任で。
↓ブチルゴムを剥がす作業におすすめ!
エーモン工業 AODEA 2187 デッドニング用ブチルクリーナーキット |
デッドニング施工手順②:アウターパネルの施工
ここまできたら、いよいよアウターパネルからデッドニング施工開始です。
アウターパネルにインパクトビーム用制振材とレジェトレックス制振材、「レアルシルト・アブソーブ静寂シート」を等間隔に配置し貼り付けます。制振材圧着用の樹脂製ヘラで叩いて軽い鉄板の音がなくなればOKです。ちなみに、レアルシルト・アブソーブ静寂シートは138㎜×90㎜をドア片方で6個使用しました。
「レアルシルト・アブソーブ静寂シート」は、高性能制振材「レアルシルト」に「静寂材」がくっついているとても便利なモノ。少々高価ではありますが、全面に貼らなくても効果は絶大なのでおすすめです。
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スピーカーの裏側には制振材のレジェトレックスを貼り付けた上に、「レアルシルト・ディフュージョン拡散シート」を適当なサイズにカットして貼り付けました。
この素材は、「拡散・吸収・反射」の 物理的な三要素で音質の向上をはかる事を可能にした、中高音域を効果的に引き出す新素材だそうです。
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アウターパネルに貼り付けた「レアルシルト・アブソーブ静寂シート」の隙間にエプトシーラー防音シートを貼り付けました。ある程度全面に貼り付けましたが、あくまでサービスホールから手の届く範囲までです。これで、アウターパネルの施工は完了です。
↓内張りやドアなど、重量をあまり増やしたくない部分の防音施工に最適!
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デッドニング施工手順③:バッフルボードとスピーカーの固定
アウターパネルの施工が終了したら、スピーカー用バッフルボードを固定します。今回使用したのは、『ケンウッド SKX-201S スピーカーインナーブラケット』です。
こちらは、木製バッフルボードと違い、アルミダイキャストフレームに制振用ラバーを被せて固定するタイプなので、木製バッフルボードの弱点であるネジ穴がバカになったり、湿度や経年劣化に弱いというデメリットを解消している優れものなのです。価格も木製バッフルボードより少し割高程度に抑えられています。私はこちらの製品をリアスピーカーにも使用しています。
アルミダイキャストフレームに付属の制振用ラバーを被せてスピーカーを固定して完了!
↓私が使用したケンウッド社製スピーカーインナーブラケットはこちら!
SKX-201S ケンウッド スピーカーインナーブラケット(17 、16 ) KENWOOD |
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デッドニング施工手順④:インナーパネルの施工
次に、インナーパネルのサービスホールに制振材「レジェトレックス」を貼り付けていきます。デッドニングキット付属のサービスホール型取りシートを使いました。
サービスホール以外にも、内張りのクリップ部分以外の不要な穴もレジェトレックスを細かく切り出して貼り付けていきます。ヘラで充分に擦り付けて圧着するように。
全体をまんべんなく圧着用ヘラで叩いてみて、軽い音がしなくなったらOK!
レジェトレックスを貼り終えたら、サービスホールの大きな部分の外周に剥がれ防止用アルミテープを擦り付けて圧着しました。
この際、画像右上にあるサービスホールには、内張りが張り出してきているので、このくぼみを考慮して制振材をを凹ませないと、最後に内張りを被せた時に制振材に当たってしまいはまらなくなるので要注意です!
ただし、アウターパネル側に凹ませ過ぎると、今度はウインドウガラスにくっついてしまうので、これも要注意!
デッドニングが終了したら、部分的にエプトシーラーで防音対策をしておきます。右上のデッドニング施工した部分は、厚みで内張りが浮いてしまう可能性があるので、エプトシーラーは貼りません。
ドア内張りを元に戻す前に、こちらの衝撃吸収ボックスも外しておきます。ここは、樹脂で溶着されているので、半田ごてで溶かしてはずすか、ニッパーなどでカットしてでも簡単にはずせます。
↓はずすとこうなります。
後ははずした逆の手順で内張りを戻せばデッドニング施工終了です!
ちなみに、作業開始から終了までの所要時間は約7時間かかってます。(汗)
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フロントドアスピーカーのデッドニング効果は??
リアスピーカー同様に、デッドニング前の「ボンボンッ」とした曇った低音ではなく、「ドンッドンッ」と歯切れの良い低音が底から突き上げてくるような感じ。デッドニング前より低音の音量自体は小さくなった印象ですが、それは共振して曇った音が出なくなったから。デッドニング前よりはるかにメリハリのある低音になりました。
中高音域の音質もクリアになったので、こちらもgood!
一番ハッキリ体感できる効果は、なんといってもドアの開閉音!!
デッドニング施工前には「バィーン」という軽自動車特有の鉄板の響く反響音(特にウインドウが開いている時)がしたのですが、ウインドウが開いていても「バスン」という高級な音に変わりました。もはや軽自動車のドア開閉音ではありません!体感して一番の変化はここですね。
車のデッドニング施工|NBOXカスタムJF1フロントドアスピーカー編の記事まとめ:
NBOXカスタムJF1のフロントドアスピーカーのデッドニング手順を紹介させて頂いたが、いかがでしたでしょうか?デッドニングは基本的な理屈は同じですが、個々で施工材料や施工方法も違いがあるので、私が紹介した材料や手順がすべてではありません。
デッドニングに多用する制振材「レジェトレックス」や「レアルシルト」の使用量はパネル金属部全体の30%~50%までとされているので、金属部全体に貼り巡らせるのではなく、要所要所でポイントを絞り貼り付ける方が効果的です。
逆に制振材を貼り過ぎると、音質が悪くなってしまうそうなので要注意ですね。
必用に応じた制振材や吸音材、防音材を適材適所に使用する事で、デッドニングによる音質向上が図れるのです。
今回時間的にやらなかった防音・遮音などもエプトシーラーなどで後日やってみたいと思います。
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