このページでは、カーモデルやバイクカウルの塗装のクオリティアップに欠かせない、マスキングテープとその使い方について詳しく解説しています。
当サイトでは他にもキャンピングカー関連を中心に様々な記事を掲載していますので、今後とも「ひろログ!」をヨロシク!
プラモデル|マスキング次第で完成度が段違い!その使い方は!?
スケールモデルに限ってではないが、プラモデルを製作する過程で塗装仕上げの完成度を上げるためには「マスキング」して色の塗り分けが絶対必要となってくる。
マスターグレードやリアルグレードの最近のガンプラでは、パーツでほぼ色分けがされているので、塗装も比較的簡単ではあるが、レース用のカーモデルやバイクのカウルなどのカラーリングでは、必ずと言っていいほどマスキングが重要な作業となってくるのだ。
そこで今回は、マスキングに必要なツールの種類や使い方などを解説していこうと思う。
スポンサーリンク
マスキングの種類について
マスキングテープ
マスキングテープは市販されているモノは色々あるが、タミヤから販売されているマスキングテープが一番入手しやすく扱いやすいだろう。
ホームセンターで安価で販売されているモノも色々種類があるが、粘着が強すぎたり剥がした時に粘着が残ったりするモノもあるので、プラモデル塗装用に使用する場合は、よく確かめてみてから使用する方がいいだろう。
タミヤ製のマスキングテープは黄色のモノで、テープ幅は6㎜、10㎜、16㎜がありケース付きと詰め替え用の2タイプ用意されている。
ケース付きはホコリの付着を防止でき、樹脂製のテープカッターも付いているので、カットも簡単で粘着が残ることもなく、非常に使いやすい。
タミヤからは40㎜幅も販売されているが、専用のケースはなくテープ単体のみの販売となっている。他にもテープ幅が1㎜や2㎜などの極細マスキングテープなどもある。
最近では、白色の「曲線用マスキングテープ」も販売されており、カーブのかかった部分のマスキングに適した素材で出来ている。
マスキングゾル
マスキングゾルは、キャップに筆の付いた液体のモノで、テープでマスキングしにくい凹凸の多い場所や、くぼんだ隙間などにマスキングしたい時に塗布して使用する。
マスキングゾルには「ゴム系」と「非ゴム系」の2種類あり、画像右側の「非ゴム系」は塗って乾燥後にカッターで切り出す事が可能だが、画像左側の「ゴム系」は切り出しはできないので注意!
私の場合、用途によって両方使用しているが、切り出しというよりはテープの隙間を埋める補助に使う事が多いので、ゴム系の方が使用頻度は高い。
スポンサーリンク
他に必要なツールは?
上記で紹介したマスキングテープ、ゾル以外に絶対必要なツールは、
デザインナイフ
定規(スケール)
カッティングマット
ピンセット
ここまでのツールは最低限必要となってくると思うので、最初に揃えておこう。
上記以外にあると便利なツールは、
ポンチ(小さな丸を切り抜ける)
コンパスカッター(コンパスの要領で円形やアールが切り出せる)
ディバイダー(マスキングしたい範囲(寸法)を手軽に写し取れる。狭い箇所などに便利。)
など。
キレイな円形を切り抜いたり、アールなどの曲面をマスキングする時にあると便利。というよりはあった方が断然仕上がりに差が出るので、マスキング塗装のためには揃えておいた方がいい。
↓コンパスカッター購入ならこちら!↓
↓これは超おすすめ!1.5㎜~10㎜までの円形が切り出せる!
スーパーパンチコンパス(チタン刃サークルカッター)【SPC-2】【プラッツ】 |
↓10㎜~150㎜までの直径に対応!
【smtb-TK】【頑張って送料無料!】ネコポスのため日時指定不可OLFA コンパスカッター 57B |
↓16㎜~220㎜までの直径の対応!
【smtb-TK】【頑張って送料無料!】ネコポスのため日時指定不可OLFA ラチェットコンパスカッター 189B |
↓ディバイダー購入ならこちら!↓
↓あると便利!製図用ディバイダーがこの価格!
[ ゆうパケット可 ] ディバイダー 【 製図 両脚器 円規 根発子 】 |
↓ドイツ:ステッドラー社製一級品デバイダー購入ならこちら!
ステッドラー コンパス 製図用 ディバイダー マルス 557 57SK |
スポンサーリンク
マスキングに時間をかけるほど完成度は上がる!
マスキングを丁寧に施すには、かなりの時間と労力がかかる。
下画像は、以前に製作したタミヤ1/24サードスープラのボディだが、レッドの部分はデカールが付属していた。しかし、デカールが弱く破れなどの恐れもあったので、塗装で塗り分けした例だ。
デカールをスキャナーでプリントし、レッド部分を切り抜いてマスキングの型に使用する方法でやってみた。ここで重要なのは、『丁寧に貼ること』だ。マスキングテープの浮きが無いようにチェックしながら、前述で紹介したツールを使って貼っていくのだ。
マスキングテープを貼り終えたらレッド色をエアブラシ塗装。吹きムラが出ないようにしっかり塗り重ねることが重要。
乾燥後、マスキングテープを剥がすとこんなカンジになる。しっかりマスキングテープ処理を行なえば、ラインがしっかり表現されるので、見映えがとても良くなる。
マスキングに時間をかけて丁寧にやればやるほど、キットの完成度は良くなるのだ!
もしマスキングテープ剥がし後、マスキングテープが浮いていて上塗り塗料が吹き込んでしまった場合でも慌てず、騒がず!
エアブラシ塗装など塗膜が薄い場合だと、綿棒(先の細いタイプ)でコンパウンドを付けて少しずつ丁寧に磨いてやれば、大抵の塗装漏れはリカバリーできる。
何事も『慎重に丁寧に!』だ。
スポンサーリンク
マスキングテープカッターで一工夫!
先に紹介した、タミヤから販売されているマスキングテープの幅に種類があることは説明したが、それぞれの幅に対応したケースとなっているので同時に色んな幅のテープを使用した時、ケースが多いとそれだけ作業性が悪くなってしまう。
そこで100均で見つけたこれが大変便利!
ダイソーのマスキングメモだ。これはタミヤのマスキングテープと芯径が同じで、外形も新品でもギリギリ入るのだ!なので、3種類あるテープ幅のマスキングテープを一緒にセットして使用することが出来る。
ちょっとの差だが、テーブルの上はスッキリとするし作業性が格段に良くなるのでおすすめなのだ。
購入時にはマスキングメモという4種類のテープが付属している。
サイズはピッタリ!
タミヤの3種類のマスキングテープがキレイに収まった。これは使いやすいぞ!
スポンサーリンク
プラモデル|マスキング次第で完成度が段違い!その使い方は!?の記事まとめ:
マスキングテープの種類や使い方を説明させて頂いたが、いかがだっただろうか?
マスキングの貼り方(塗り方)ひとつで塗装後の完成度は格段に違ってくるので、基本は『丁寧に貼ること』だ。マスキングにかかった時間の分だけ、塗装後マスキングを剥がす時の楽しみやドキドキ感はひとしおだ。
上手く塗り分けができた時の達成感もあるので、上手なマスキングを心がけて模型製作を楽しんでもらいたい。
プラモデル製作ツール関連や役立つ情報はこちらのまとめ記事がおすすめ!
⇒プラモデル・模型製作に必要な工具、便利ツール記事を徹底紹介!
当サイトでは、他にもキャンピングカーやおすすめ情報なども掲載中!
スポンサーリンク