このページでは、模型のLED電飾の点灯実験にあると便利な「ブレッドボード」の使い方について詳しく紹介しています。当サイトでは他にも面白い記事を掲載していますので、今後とも「ひろログ!」をヨロシク!
LED点灯実験に超便利なブレッドボードの使い方を徹底解説!
プラモデルや模型を作り込んでいく過程で、やってみたくなるのがLED電飾だ。
1本のLEDのみを点灯させる程度なら、3Vのボタン電池とLED1本だけで簡単に点灯させることは出来るのだが、複数本のLEDを点灯させる場合にはあらかじめ予備知識が必要になってくるし、プラモデルや模型にLEDを仕込む前に点灯試験(実験)をやっておいた方が良いのは当然のこと。
そこで今回は、LED電飾や電子工作の基盤作りの実験としてあると大変便利は「ブレッドボード」の使い方について解説してみたいと思う。
○まずはLED電飾の予備知識としてこちらの記事も読んでみて!
⇒プラモデルのLED電飾に必要な予備知識と配線方法を徹底解説!
ブレッドボードとは?
ブレッドボードとは、電子回路の試作・実験用の基板(樹脂製の板)のこと。試作や実験などに便利な「ソルダーレス」タイプが主流で、面倒なハンダ付けが不要という大きなメリットがある。
「ソルダーレス」タイプのブレッドボードは、ハンダ付けを必要とせず、LED(発光ダイオード)やIC回路をブレッドボードにある穴に挿し込むだけで変更が瞬時に自在にできる。
また、ジャンプワイヤ又はジャンパー線の抜き差しで回路変更も自由自在。回路の試作・実験用、また電子回路に関する学習・教育用として広く用いられているのだ。
しかも、ブレッドボードの穴の間隔が2.54㎜ピッチで統一されており、汎用のIC(集積回路)の足の間隔と一致しているので、ICもそのまま挿し込むことができる優れもの。
複数のブレッドボードを並べて互いに接続して用いることもできるので、大規模な回路も組むことも可能。
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ブレッドボード内部の金属板の繋がりを把握しよう!
樹脂製ソルダーレスブレッドボードの内部には、等間隔で「通電用金属板」が繋がっていてこの金属板で差し込んだLEDやICに通電させるという仕組みなのだ。
詳しく解説すると、画像のように赤色と青色のラインが電源に使用するラインで、双方横に金属板が繋がっている。赤色がプラス極(+)、青色がマイナス極(-)となっており、このライン上ではどの部分に挿し込んでも通電するのだ。
中央部のA~E、F~Jまでの穴は、縦1列ごとに繋がっているので、この部分にLEDやICなどを挿し込んで使用する。
↓ブレッドボード外観:
↓内部の通電金属板の配列:(オレンジ色のライン)
ブレッドボードには大/小様々なサイズが市販されているが、基本的にこのタイプの内部の構造が多い。ただ違うタイプもあるようなので、まずは購入した内部の金属板の繋がり方を理解しておこう。
★ちなみに私が購入した「ブレッドボードBB-102」はこちら!
上級編:ICを挿し込む場所に注意!
ブレッドボードのA~E、F~Jの間には「溝」が切られていて、この溝を境に内部の金属板が分断されている。電子工作に慣れてきて上級レベルにもなると、「IC」というパーツを使うことがある。この中央の「溝」は、ICをまたいで接続するためにあるのだ。
ICは両側に並んでいる端子同士がブレッドボード内部で繋がっていると、ショートした状態になっているので、このまま電流を流してしまうと動作しないばかりか破損させてしまうことになるので注意が必要なのだ。
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回路を組むにはジャンプワイヤ(ジャンパー線)が必要!
電源やLEDなどのIC部品を内部の金属板の配列に注意して差し込むことは前述で解説したが、それだけでは回路を組んだことにはならない。電源からIC部品を通電させるための配線「ジャンプワイヤ(ジャンパー線)」というモノが必要なのだ。
0.6㎜程度の太さのすずメッキ線(単芯)と熱収縮チューブでも簡単に作ることは可能だが、長さと色分けで分類され、ピッチ間隔で差し込み部が折り曲げられているこんな便利なジャンプワイヤが市販されている。
私が購入したのはこのブレッドボード・ジャンパーワイヤだ。
↓色んな長さのタイプが揃っているので大変便利!
↓また、こんなリード線の付いたジャンパー線(オス・オス)セットでもOK!
これを使用し、ブレッドボードに組み込んだLEDやIC部品を通電させるように配線するのだ。
いきなり難しい回路を組んでしまうと、配線ミスなどでIC部品を壊してしまいかねないので、初心者の方はまず簡単な回路と電源を使用して実験してみよう。
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AC電源を使用する時にこんな便利なパーツも!
乾電池やボタン電池を電源に使用する場合は、「電池ホルダー」を使って配線の曲線を繋げば電源を確保できるのだが、AC電源を使う場合「DCジャック」が必要になる。この時も単体のDCジャックを配線で繋げば良いだけなのだが、DCジャックをブレッドボードにあらかじめ接続しておけるこんな便利なパーツもある。
ブレッドボード用DCジャックDIP化キット
という便利なキットがある!
それも1セット100円程度で購入できるので、1個は持っておくとかなり役に立つのだ。
購入は秋月電子通商の通販サイトがおすすめ!私もほぼここで買い揃えている。
DCジャックDIP化キットの使い方:
これは「キット」という名の通り、このままの部品では使用出来ない。購入時は画像のようにDCジャック本体、4連ピンジャック×2、プリント基盤がバラバラでセットになっている。プリント基盤にDCジャック本体と4連ピンジャックをハンダ付けしなければならないのだ。
その組み立て方法は以下のとおり。
①基盤にDCジャック本体をはめ込み、基盤の裏側から飛び出た部分を折り曲げハンダ付けする。
②4連ピンジャックを基盤裏側より挿し込み、表側でハンダ付けして完成!
※プラス極(+)×2とマイナス極(-)×2が並んでいるので、くっついてハンダ付けしないように注意!
ブレッドボードに取り付ける時は、画像のように中央の「溝」をまたぐように挿し込んで使用する。
また、画像のように基盤に記載してある電極の両側2ヵ所ずつがプラス極とマイナス極となるので、画像左右のブレッドボードの電源ラインまでジャンプワイヤ(ジャンパー線)で繋げばOKだ。
※ブレッドボードではハンダ付けしないため、多少外れやすいので注意!
後はACアダプター(プラグ規格:外径5.5㎜、内径:2.1㎜、極性:センタープラス)を挿し込めば電源が供給される。ジャンプワイヤでプラス極(+)とマイナス極(-)を繋ぎテスターで電圧を確認したが、正常に電源供給されていた。
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LED点灯実験に超便利なブレッドボードの使い方を徹底解説!の記事まとめ:
LED電飾配線のテストや電子工作に実験に便利な「ブレッドボード」の使い方について解説させて頂いたが、いかがだっただろうか?
最初は難しく思うかもしれないが、電子工作の配線を学びながら配線の実験を重ねていくと、応用次第で色んなことが可能になるので、大変役に立つ面白いツールだと思う。
プラモデルや模型のLED電飾でも、点灯だけではなく点滅回路などもICなどの組み合わせで可能になるので、ぜひ一度チャレンジしてみて欲しい。
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