このページでは、私の愛車NBOXカスタムJF1のワイパー下のカウルトップ内部の静音化(防音)施工について詳しく紹介しています。当サイトでは他にもキャンピングカー関連を中心に様々な記事を掲載していますので、今後とも「ひろログ!」をヨロシク!
車の静音化第六弾!~カウルトップ編~
以前にエンジンルーム内とボンネット内側の防音(遮音)施工はしたので、一定の効果はありましたが、車内へのエンジン音の侵入を更に抑えるべく、NBOXカスタムJF1のフル静音化計画第6弾!
今回はワイパー下のカウルトップ内部の遮音施工にチャレンジしてみたいと思います。
カウルトップとは?
カウルトップとはウインドシールドの前下側にあって、左右のピラーに連結しているパネルのこと。古くはボンネットに連なる外板として表面に現れていたが、近年のクルマではワイパーアームとプレードを格納する場所として、エンジンフード後端の下にリセスして形成されることが多い。ウインドシールドガラスの雨水を受ける雨どいの役目もする。
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カウルトップ外し手順①:ワイパーブレードを外す
まずはワイパーブレードを2本とも外します。
ブレードの根本にゴム製のキャップが付いているので、そのキャップを手でつまんで外し中のナットをレンチで外すとワイパーブレードが外せます。
最初は硬いかもしれませんが、ブレードを起こした状態で左右にゆすりながら引っ張ると簡単に外せます。この時、ブレードを起こす際に邪魔になるボンネットは閉じておきます。
カウルトップ外し手順②:スナップロックピンを外す
次にカウルトップを固定してあるスナップロックピンを外します。このスナップロックピンの固定箇所は両端と中央の3ヶ所あります。細めのマイナスドライバーなどを傘の部分に差し込んで上に押し上げると外せます。無理やりこぜて傘の部分を割らない様に注意!
↓運転席側のスナップピンの位置
↓ボンネット中央のスナップピンの位置
↓助手席側のスナップピンの位置
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スナップピンを3ヶ所すべて外すとカウルトップが外せる状態になったのですが、中央付近で2分割されたカウルトップの助手席側から手前にスライドするように引っ張り外します。
カウルトップ外し手順③:カウルトップ&ワイパーモーターを外す
次に運転席側も同様に外すと下画像の様になります。運転席側寄りにワイパーモーターユニットがあるので、防音施工には邪魔なのでこちらも外します。
ワイパーモーターユニットは、丸印の2ヵ所のナットで固定されてるだけなので、これを外すと簡単に取り外せますが、中央のコネクターも外しておくように。
外したワイパーモーターユニット。こちらも後で少々振動/防音対策をしておきます。
ワイパーモーターユニットを外したカウルトップ内部。
鉄板がむき出し状態なので、このままだと車内のダッシュボード直近へのエンジン音などの侵入が大きい様に思います。防音(遮音)施工すれば効果に期待出来そうですね。
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カウルトップ内部への制振材の施工
いよいよカウルトップ内部のデッドニングです。まずは制振材を貼り付けていきます。今回使用したのは「ノイサス制振シート」です。鉄板の響きそうな箇所に均等に間隔を開けて制振材を貼り付けていきます。
画像では見えませんが、フロントガラス下の裏側周辺にも制振材を貼っています。ただし内側底面は雨水の流れる経路になっているので、底面には貼り付けていません。
↓私が使用したノイサス制振シートはこちら!
カウルトップ内部への吸音材の施工
制振材を貼り付けた上に「ゼトロ耐熱吸音シート」を貼り付けていきます。雨水の通り道の底面以外は出来るだけ隙間なく貼り付けます。ここはケチらずにしっかり貼っていきましょう!
今回使用したゼトロ耐熱吸音シートですが、760㎜×430㎜×厚み10㎜の特大サイズでしたが、結局すべてこの場所だけで使い切りました。
↓私が使用したゼトロ耐熱吸音シートはこちら!
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カウルトップ内側の防音材の施工
樹脂製のカウルトップの内側には、「エプトシーラー防音シート」を貼り付けておきます。こちらも雨水の通る経路には貼り付けず、比較的濡れない場所に限定して貼り付けていきます。
↓私が使用したエプトシーラー防音シートはこちら!
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グローブボックスの防音施工
カウルトップ内部の助手席側には、エアコンフィルターへの通風孔が開いています。これは、車内ダッシュパネルの助手席側にあるグローブボックス裏側に直結しています。
ですので、ここからのエンジン音の侵入も大きいのではないかと考え、グローブボックス裏側にも防音施工を施します。
まずは、リブを避け細切りにしたエプトシーラー防音シートを貼り付けます。
その上にゼトロ耐熱吸音シートをガッツリ貼り付けます。250㎜×420㎜×厚み10㎜サイズ1枚、丸ごとここに使ってます!
これでエンジンルームからの音の侵入をかなり抑えられそうです。
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ワイパーモーターユニットの取り付け
ワイパーモーターユニットにも制振/防音対策をしておきました。
裏側に見えるシャフト(上)が甲高い金属音がするので、制振材を貼りその上にエプトシーラー防音シートを貼っておきました。シャフト部分なので、剥がれ防止の為にアルミテープで上から巻いておきます。
モーターユニットの車内側と、画像に見えるエンジン側の樹脂製カバーの一部にもエプトシーラー防音シートを貼っています。
後はカウルトップとワイパーブレードを分解した逆の手順で元の状態に戻して終了です。
カウルトップ静音化の効果は??
ハッキリ効果が体感出来るレベルです!
むしろ以前に施工したエンジンルーム内の防音施工より効果が体感出来ました。
まずはエンジンのシフトダウン時の回転数が上がった時の音。私は信号停止前や下り坂ではよくパドルシフトでシフトダウンをするのですが、この時のエンジンの回転数が上がった音が明らかに小さくなりました。ダッシュボードからエンジンの位置が遠くなったような感覚でしょうか。当然加速時の回転数が上がった時も同じ。
次にエアコンのコンプレッサー作動音。アイドリング時によく聞こえていた定期的にうなるエアコンのコンプレッサー作動音がほぼ聞こえないレベルに。これには驚きました。
最後にワイパーモーター動作音。こちらは車内からはほぼ無音状態になりました。私のNBOXカスタムはJF1末期型だったので、初期型に比べてモーター作動音は元から静かではありましたが、更にほぼ無音になりました。ガラス面にワイパーが往復する音は少し聞こえますが。
車の静音化をDIYで実現!NBOXカスタムJF1~カウルトップ編~の記事まとめ:
カウルトップの静音化、いかがでしたでしょうか?
実際私もこれだけ効果が体感出来るとは思いませんでした。運転席から前方(特にエンジンルーム)に一番近い部分への防音/遮音施工だけにはっきり効果が表れたのだと思います。
クルマの防音や遮音は一度やり出すとキリがありませんが、もし前方からの侵入音を低減させたいとお考えなら、ボンネット内側への防音対策よりもカウルトップから施工する事をおすすめします。
私はまだダッシュボードを外すような大掛かりな防音施工はしていませんが、ダッシュボードやシートを外したフロア下などにキッチリ防音/遮音施工すれば、軽自動車でも高級車の様にエンジン音やロードノイズが低減できるのかもしれませんね。
クルマの静音化は底なしです(汗)
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